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第28話 皆との再会
「カイドじゃなってどういうことですぅ?」
「話を聞こう。っとその前に俺たちが話を聞いておきますので他の世界警備隊の皆さんは先に行っておいてください」
はんちょーが他の人たちに声をかけた。
世界警備隊の人たちは指示通り先に向かっていった。
「で、話を聞かせてもらおうか」
「実は・・・」
私は夏目のことをすべて話した。
「なるほど、そんなことがあったんですね」
美雪せんぱいは熱心に話を聞いてくれた。はんちょーは何か考え込んでいるようだ。
その間、縁せんぱいは一言もしゃべらずじっと夏目の方を見ている。何、知り合い?
「ちょっと難しくてよくわからなかったですけどぉ、とりあえず今この場でその夏目を殺せばいいですぅ?」
「いや、何でですか!話聞いてましたか?」
美雪せんぱいがすかさず突っ込んだ。
そんな時、はんちょーが口を開いた。
「そうか、お前が影山の息子だったか・・・」
その瞬間、夏目がはんちょーを見た。
「父さんを・・・知っているのか?」
「ああ、同期だったんだ。あいつはお前が生まれたとき、すごくうれしそうにしていたぞ」
「そっか・・・。父さん、嬉しかったんだ」
夏目、ちょっとうれしそう。
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