第28話 皆との再会

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「俺はあの時、一人で山の中を歩くのではなく、世界警備隊の人たちについていけばよかったんだな」 「でぇ、その話、いつまで続くですぅ?僕早くカイドを倒しに行きたいんですけどぉ。ていうかぶっちゃけ早く皐月と闘いたいです」 「神楽くん、ちょっとは空気読んでくださいよ」 「ところで」 ん?夏目は何か気になることがあるのかな? 「そっちの彼はどうしてずっと俺を見てるんだ?俺を殺したいか?いいぞ、やってやるぞ?」 だからなんで夏目は喧嘩腰だし。すると、縁せんぱいは夏目の前まで来て頭を下げた。 「え?お、おい、何やってんだ?よくわからんが頭を上げろ」 夏目はもちろんのこと、これにははんちょーや美雪せんぱい、神楽せんぱいまでもが驚いているようだ。なにせ普段絶対頭を下げないような縁せんぱいが下げたんだから。 一体何があったし!!! 「あの時は助けてくれてありがとう」 「あの時?いつの話をしてるんだ?」 「俺が1か月ほど行方不明だったときのことだ。少し前に、皐月がいなくなったときに、すべてを思い出したんだ。まるで記憶がもともとそこにあったかのように自然にな」 「まじですかぁ。思い出してたんですねぇ」 「ああ、その時、このカイドの基地から俺を逃がしてくれたのはお前だったんだな。ありがとう夏目」 「・・・・・大したことはしてない」     
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