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第29話 中川皐月という男は・・・。
私たちの班に夏目を加えて、カイドの基地の中に足を踏み入れた。
しかし、そこには思わず目を閉じたくなるような光景が広がっていた。
そこには・・・・・・たくさんの世界警備隊の人たちとカイドが倒れていた。
血だらけで。。。
「一体何があったんですか!?」
「わからん、、、しかし今この場をざっと見る感じカイドの方が勝っているだろう」
たしかに、世界警備隊はほとんど倒れてしまっているがカイドはまだ20体くらい残っている。
「あれ~?意外と来るの早かったんだね~」
私たちの視線の先、そこには、不敵な笑みを浮かべた中川皐月が立っていた。
「ごめんね~。世界警備隊の人たちがあまりにも弱かったから倒しちゃった。この弱さじゃ遊び相手にもならないよ」
「さつきぃ、僕さつきと闘えることが心の底から嬉しいですよぉ」
「皐月くん!!!人間は皐月くんの遊び道具じゃない!!!」
美雪せんぱいは目に涙を浮かべて言っている。
「お前を倒す」
「皐月、お前が黒幕だと気付けなかったのは俺の落ち度だ」
縁せんぱい言葉少なっ!?あいかわらずやな。はんちょーは何言っててもかっこいい。
「お前を止めさせてもらう。友達としてな」
くぅ~、夏目ったらかっこいいなもう。
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