第2話 カイドとの闘い

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斧で戦う霧崎せんぱいに大剣を持った如月はんちょー、二本の短剣の焔せんぱい、銃で援護する水沢せんぱい、チームワークはばっちりだ。 しかし、化け物と化したカイドははんちょーたちに勝てないとふんだのか、矛先を突っ立っていた私に変えた。 『ううぅぅぅぅ』 唸り声をあげるカイド、カイドの大きな腕が私に向かって一直線で伸びてきている。 ふとその時、私の頭の中に昔の記憶がよみがえった。 ________________________________________________________________________ 私をかばって亡くなったお母さん。 「まい、に・・げ・て・・・」 心臓をカイドのとがった腕に突き刺されていた。 「嫌だ、お母さん、お母さん、死なないでよ、私を一人にしないで・・・」 ________________________________________________________________________ 「嫌だ、死にたくない、助けて、誰か・・・」 カイドの腕を目の前にして腰が抜け、動けなくなってしまった私。もうだめだ、そう思って目をつぶった。でもいつまでたってもカイドの腕が私にあたることはなかった。 怖くて震える私。そんな中、私の前から声が聞こえた。 「大丈夫だから」     
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