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「あーっと。まず、強引に話を進めて悪かったな。秀人、こっちの二人は同じ高校の茜と唯。で、さっき唯に話してた幼なじみっつーのがコレ。名前は秀人。茜にも前に話した事あるよな?」
「コレって何だよ? ったく。まあ良いや。はじめまして。神城秀人です。状況が全く掴めてねえけど、よろしく」
コレって言葉に反応しつつも、丁寧に自己紹介する秀人。
すぐに茜と唯も挨拶を兼ねた自己紹介を返す。
「実は秀人、今度の月曜からうちらと同じ高校に転入すんだよ。って事で、秀人にも話に参加してもらいたい訳だけど、良いかな?」
今さらだけど、秀人に話すって事は、帰る帰らないだけの問題じゃないって事に気付いて確認を取る。
「いや、やっぱ普通に考えて、俺居ない方が良くね?」
茜に聞いたつもりだったんだけど、茜が答える前に秀人が突っ込んできた。いざその場に直面して、少し冷静になったんだろうか。
「そうか。秀人は良いんだな。茜、良いかな?」
「いや、良いなんて一言も言ってねえし」
秀人が真顔で突っ込んでくる。
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