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そして私は二人に挨拶をして部屋に入り、着替えをするために寝室へ向かう。一応、今日来られても良いように動きやすい服に着替えて部屋を出た。
「んじゃ行くか」
部屋から出ると、秀人がポツリと呟く。
今日は各自買いたい物があるという事で、とりあえず近くのショッピングモールでブラつく予定になっていた。
その後の予定はまだ決まっていない。
「つか俺DVD買うんだけど、その辺ブラついた後、秀人の部屋で観ねえ?」
立川が私と秀人を交互に見て聞く。
「それ良いねえ。何のDVD買うつもりなんだ?」
秀人も乗り気である。
聞けば私も観たかったアクション映画で、もちろん私もOKした。
その後も雑談しながら、いつものショートカットコースである公園を通り抜けようとした時、知らない連中に声をかけられた。
「こんちはー」
金髪の坊主頭がニコニコしながら近寄って来る。
それに続くようにして他にもバラエティに富んだ奴らがゾロゾロと歩いて来た。
近寄って来たのは男六人と女二人の計八人。
こいつらが、うちらを狙ってる奴らだろうか?
「三人一緒に居てくれて探す手間が省けたよ」
今度は鼻ピアスをした男が口を開いた。
言っている内容からして、やはり間違いないようだ。
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