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次の日。昼メシは購買かコンビニで買う事になっていた為、弁当は作らなくて良いから、簡単な朝メシで済ませた。
今日は五人という大所帯でゾロゾロと学校に向かう。
「しっかし学校近いと通うの楽で良いねえ。秀人、家賃半分出すから俺も住ましてくれよ」
立川が本気だか冗談だか分からない微妙な表情で秀人に聞いた。
「へっ?」
あまりに意表を突かれたのか、秀人は目を丸くしている。
「まっ、それは冗談だけど、今度のバイト休みっていつ? 予定合えば泊まりに行きてえんだけど。あっ、その前に寝袋買いに行かねえとな」
どうやら寝袋を買うのは本気のようだ。
「確か来週も水曜だよな?」
秀人は確認を取るように聞いてきた。
「ああ」
私が答えると、立川はテンション高々に続ける。
「神谷も休みなのか。じゃ、またみんなでどっか行くか?」
立川は私から秀人に視線を移した。
「俺は良いよ。美咲たちは?」
秀人は皆に確認する。
「私も大丈夫だよ」
それを受けて私は茜と唯に視線を移した。
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