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秀人の部屋は自分の部屋と造りこそ同じものの、置いてあるインテリアが違うだけで全く別の部屋に見えた。
リビング中央にはガラス製の低めのテーブル。その上に同じくガラス製の灰皿が申し訳なさそうにポツンと置いてある。
そして部屋の隅にあるテレビに向けられているリクライニングの座椅子。
テレビ台の下にはDVDプレーヤーとゲームが置いてある。
秀人はたった今買ってきたばかりの座布団を二枚取り出して、テーブルの周りに置いた。
「適当に座っててくれ。飲みもん取って来っから」
そう言って秀人はキッチンに向かう。
立川は「サンキュー」と返事をして、奥に置かれた座布団に座った。
「とりあえず煙草吸ったらメシ食うか」
秀人がグラスを三つ持って戻ってきた。
私はお礼を言ってグラスを受け取ると、煙草に火をつける。
「しっかし、マジで今日来るとはな。思ったより早かったけど、まっ、三人一緒ん時で良かったよな」
立川がふと思い出したように口を開いた。
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