真冬

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ある時呼ばれた。   ソレとソレの中にいる人の子が、呼び主に共鳴した。    呼び主は孤独と呪いを抱えた少女だった。  ソレは人の肉にありつける事を願い共鳴した。   ソレの中の人の子は孤独に耐えきれず共鳴した。  少女は幾多も襲いかかる厳しい運命を悟り、怯えながら自らの意志で身を捧げた。
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