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ジリリリリ、と目覚まし時計が鳴り響く。
その音を消す為に、ベッドからもぞもぞと手が這い出て、目覚まし時計を叩いた。
部屋の主はベッドから上体を起こし、伸びをした。
一色学。男子高校生である。
「ふわぁぁぁぁ~~~」
彼は長い欠伸をした。髪の毛がツンツンと跳ねた頭を掻きながら、ベッドから起きた彼は、カーテンを開ける為ベッドから出た。
今日は休みだし、何をしようかな、暇だし映画でも見に行くかなーなんて考えながら、彼はカーテンを開けた。
ぴかっと眩しい朝日が、部屋の中に入り込んだ。
そして彼は、窓の外に居る人物と目が合った。
逆さになって窓の外にぶら下がっているその人は、学を見てにっこりと笑った。
ちなみに、この部屋は四階にある。
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