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いつまでも皆その穏やかな休息から目覚めることはなく、そして俺は休むことなくこの窓から全ての眠りに思いを馳せている。
そうすることで、どういうわけか自分を安定させることができた。
そうして俺はいつものように祈っていた。
もう二度と朝が来ませんようにと。
それでも、朝になると頼んだ覚えもないのに世話焼きな鳩たちはわざわざ俺を起こしにやってくる。
そして衛生上悪そうなものをふんだんに舞い上がらせて去って行くのだった。
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