カクル

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カクル

こいつが何者かについて、少し説明をしなければならないように思う。特に重要なことではない。書くに値するかも分からない。そのため、読み飛ばして頂いても構わない。 初めの頃、俺は一度だけこいつに質問したことがある。一応書いておくが、これはとても珍しいことだ。何が珍しいかというと、俺が誰かに対して誰かの事を質問するということ。なぜそれが珍しいかというと、俺は基本的に他人に興味がないからだ。
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