カクル

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「分からないことは質問して当然だろう?それに、誰かから教わって人は成長するんじゃないか。」 「じゃあ訊くが、分かった と理解したの違いは何だ。」 「知らない。」 「三回目だぞこれで。」 「それはそれは申し訳なかった」 「お前と話していると、一回の会話で何千年も使っているような気分になるよ。」 「億の単位じゃなくて、良かった」 「ポジティブなのはいいことだ。 「それで、神様仏様っていう回答に対する君の答えは。」 「近からず、遠からず。そんなことよりも、お前はまず自分のことを気にかけてあげた方がいいんじゃないのか。」 「んなの、分かってるさ。でも、俺から言葉を奪ったのはお前だろう?」
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