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「その日の夜、お前はその彼女と電話してただろう。」
「ああ、多分。」
「22時26分、明日朝早いから寝るといって寝たな?」
「そうだっけ。」
「そうさ。」
「それで、それの何が問題なんだ。」
「言ったろ?その日は金曜日だった。」
「……俺は千春に明日朝から仕事があるから寝ると嘘をつき電話を切ったが、実際は休みで深夜番組を観てた。でも、待ってくれ。その報いがこれか。」
「その日はお前らの記念日だった。」
俺は何も言えなかった。
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