虹色の予感
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ふと顔を上げると、公園の時計の向こう側に巨大な虹が浮かんでいた。 理由なんてわからない。わからないのに、涙がぽろぽろとこぼれてくる。ぐっと両足に力を入れて、泥だらけの腕で涙を拭いて、あふれ出てくる熱い雫を留めようとした。 この時、こみ上げてきた不思議な気持ちの名前を、僕はまだ知らなかった。 中学一年生、夏休みの真ん中で。 あの頃の僕は、一日一日を、全力で生きていた。
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