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「そうだっけ? そうかな」
「ほら、一緒だ。似た者同士」
「その括りこそ大雑把すぎるっての。俺はお前と違って将来ビッグな人間になる予定なの。超有名人希望。君のような下々の者と一緒にしないでくれたまえ」
「例のバラバラ殺人鬼少年君みたいに犯罪者として有名になるんですか? ゆとり世代は過激な殺人を好む傾向にあるらしいっすよ、世の知識人やコメンテーター曰(いわ)く」
長瀬は目も虚ろに喜色じみた台詞で返した。久米も平坦な声で、
「んな訳ねえだろ。偉人系だよ、立派な人系っだっての、俺は。つーか、何で昼間からこんな人殺しの話になったんだっけ?」
「えーと、確か何処のファミレスのハンバーグが好きかって話していて、それでハンバーグは肉のミンチだからどうのこうのって話の流れで、肉はバラバラにして……みたいな展開じゃなかったでしたっけ。それでそう言えば昔、ここらでバラバラ殺人事件があったって俺が思い出した、みたいな」
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