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俺が雇った男たちに剥かれたシャツの破片で懸命に肌を隠し、肩を丸めて小さくなっているアンタを白いシーツの上へと組み敷いた。
高窓から覗く月明かりだけのこの部屋で、それでもキメの細かいのが分かるような肌の質感が喉を疼かせる。
怯える身体の上へと覆い被さり、すっぽりとその全身を抱き包めば、俺は何とも例えようのない程の奇妙な欲情に、武者震いのようなものが湧き起こるのを感じていた。
ああ、綺麗だぜ帝斗――
恐怖におののくアンタの瞳は、いつもの高飛車なソレとはまた一味違った趣がある。
次第に自分の吐息が荒く乱れてくるのを感じながら、俺は念願だった白い胸元へと顔を埋めてみた。
ぷっくりと吸い付くように弧を描く胸板の中心の突起物、男のわりには薄くて綺麗な色合いのソレは、視覚だけで高みへと到達してしまいそうな程に俺を興奮させる。
たまらなくなって舌先で突付けば、『ああ……っ!』と、大袈裟なくらいの悲鳴をあげながら腰元を捩った仕草を見て、俺の身体の熱は更に興奮させられた。
既に硬く張り詰めた分身を彼の同じモノに擦り付けては、その度合いを知らしめてやる。
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