プロローグ:吸血少女とパイロット

4/5
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
これが私と飛行機の出会い。そのあとすぐに更に北の方まで行っちゃって、あの中尉さんと会うことは無かったけど、あの時から私はたしかに変わった。兵学校は難関だったから猛勉強した。海軍に入ってからも、嫌な人は居たけど、卑屈にはならなかった。 「あれからもう八年か、早いなあ。」 卒業式も終わり、乗り込んだ練習巡洋艦「香取」の甲板で誓う。 「国木田中尉、私、約束を果たします!」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!