第3章 不滅の世界王者

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その紋様は、周りからの度重なる銃撃を跳ね返した。 数分後、飛行船の操縦席に座っていた犯人の一味のところへ、犯人グループの1人を盾にして、デッドが近づいてきた。 デッドは操縦席に座っている人物に、政府に対して今すぐチーズバーガーを1000個用意するように言えと言う。 犯人達は思わず顔を見合わせる。 無事に飛行船を降りることになったデッドは、降りる前にオリビアに向き合う。 乱闘騒ぎで乱れてしまったオリビアの服をデッドが直そうとする。 オリビアは、自分の胸元にある紋様が露出していることに気付き、さっとそれを隠して顔を背ける。 これが私の呪いなのとオリビアが言うと、デッドは俺たち似てるね、と言って微笑む。 オリビアはデッドを見る。 2人が飛行船から降り立つ時、周りは報道陣や集まった人だかりでいっぱいだった。 口笛を吹く人や、手を振る人の群れは、2人を歓迎しているようにも見えた。
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