第3章 不滅の世界王者

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レオンハルトは無言のまま、横たわった鬼をじっと眺めていた。 別のある日のこと。レオンハルトがインターネットで、世界チャンピオンであるデッドのことを調べていた。 サイトには、プロ、アマチュア問わず世界中から対戦希望者を募っていると書かれている。 そしてそのページに、デッドが通う研究所の開発チームのリンクが貼られていた。 レオンハルトは技術者に会いに行き、デッドに関する話を聞く。 話を聞いていると、途中でデッド本人がやって来て技術者の人に話しかけてきた。 技術者の人が、デッドにレオンハルトを紹介する。 挑戦者候補の1人だと話を聞かされたデッドは、レオンハルトに、微笑みながら保険に入っておいた方がいいよと話す。 悪びれずに人型の身体は脆いからさと話すデッドの隣で、技術者の人の方がレオンハルトに気を使って苦笑いをしている。 レオンハルトは研究所を後にする。 レオンハルトは自分の務める神社で、黄泉の世界から鬼を召喚する儀式を行う。 召喚された鬼は、人の言葉でレオンハルトに語りかけてきた。その鬼は、レオンハルトが崖の下で食べ物を与えていた鬼だった。 レオンハルトが近いうちに勝負をするので、鬼の腕を貸して欲しいと言うと、鬼は代わりに何か寄越せと言う。     
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