人生終わったの介、見参!!

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 腹減ったって事は、体は生きたがっているって事か。体の悲鳴を素直に受け入れられる男、呱々とは俺の事だぜ。 「かーちゃん、腹減った」  階下に降りてみると、家の中は静まり返っていた。 「かーちゃん?」  ダイニングに書置きと三千円があった。 「耐えられないので、永遠にグッバイ。母より」  えー……。  マジかー。  冗談きついぜマイマザー。  あいつ、息子と病床の夫捨てて出て行きやがった。  三千円でどうしろって言うんだ。  今時、一日すら生き延びられんぞこんなはした金。   俺の怒りゲージが今、マックスに達したぜ!!  
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