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「あの時、あんたは私のソコを綺麗にしてくれたわよね。力任せに、強引に。だから、私もあんたのココを綺麗にしてあげる」
少しずつ、沸騰した湯を、そこに流し続ける。
金崎は、最後の一滴が終わるまで、いつまでも体を痙攣させていた。
大きく肩で息をしている金崎の脇に、私はしゃがみ込んだ。
「私が抵抗しなくなって、あんたはやさしく私のシャツを脱がしてくれたわよね」
私は、ナイフを切っ先を、金崎の首の下に押し当てた。
「私も脱がせてあげる。あんたのその化けの皮を!」
押し当てたナイフを、浅く刺して、そのままへその上までゆっくりとなぞってやった。
「この皮の中にも、人間がいるのかしら。それとも、やっぱりあんたの中身は、獣かしら、ね」
上半身の中央に、うっすらと紅い線が浮かぶ。
「へえ、あんたでも、血の色はきれいな赤なのね」
今度は、足元にしわくちゃになって放り出された金崎のシャツとジャケットを手に取った。
そのまま、金崎の腹の上に叩きつける。
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