執行

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「ほら、着ろよ、服を・・・・・・早くしろ!私にさせたように、あんたもやりなよ!」  しかし、金崎は痛みで最早、体のどの部分も動かす事が出来ない。 「着ろって言ってんだろ!」  私は、金崎のソコに蹴りを入れた。 「・・・・・・・・・・・・!!」  一度大きく目を開いたかと思うと、金崎は再び白めになった。 「ここまでしたって・・・・・・犯された女の苦しみは、こいつには分からない」 「そう、よね」  傍らに寄ってきた浅川が、私の肩に手を置いた。 「そろそろ、いいんじゃない?いくら痛めつけたところで、結局こいつは反省なんてしないわ。それどころか、未だにこいつは、命乞いさえもしない」  私は小さく頷くと、金崎の頬を、意識が戻るまで何度も叩いた。  気絶してる間に命を絶つなんで、そんな事は許さない。 「・・・・・・う・・・・・・」  薄く目を開いたところで、私は金崎の喉元にナイフを当てた。 「私は声も出せずに恐怖に耐えた。だからあんたも、声が出せない様にしてあげる」  私はゆっくりとナイフの先を、その喉に刺していった。  痛みと恐怖を味わわせるように、ゆっくりと。  ゆっくりと・・・・・・
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