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「パパ、どうじょ。」
幼い娘が差し出したカップには掬ったお風呂のお湯が波々と入っている。
それを飲むふりをして、ごちそうさまと返す。
するとまたお湯を掬って
「どうじょ。」
この遊びが娘の中で流行っているらしく、延々と付き合わされる。
しかし、苦にはならない。
可愛い娘との至福の時間。
仕事の疲れも吹っ飛ぶというもの。
娘はいつまで私と一緒にお風呂に入ってくれるのだろうか。
などとぼんやり思っては切なくなる。
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