お風呂の想い出

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そのうち、痺れを切らした妻の声が脱衣所から聞こえてくる。 「いつまで入ってるの。のぼせるわよ。」 「今上がる。」 そう妻に返事を返すと、娘を抱き、肩まで湯船に浸かって10数える。 「いーちぃ、にーい、ちゃーん・・・」 と、それを真似る娘がたまらなく可愛らしい。 自然と頬が緩む。 一日の終わりに、幸せだなと実感する時間だ。 こんな幸せがずっと続くといいなと思う。
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