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達也はとても寂しい気持ちになった。
けれども、
そういう晴道くんも出会って2ヶ月で東京に引っ越してしまった。
達也は一人ぼっちになってしまった。
またその頃、
達也の視力はどんどん悪くなっていた。
そして目に異常を訴えるようになっていた。
あとからわかったことだが、
目薬だと偽り、
啓介が車のバッテリー溶液を点眼していたというのだ。
達也の視力は左右どちらも0・1以下にまで低下していて、
常に視界がぼやけるありさまだった。
目薬をさすたびに目から火がでるような痛みに襲われ、
でもそれは目の薬だからという理由で点眼が中断されることはなかった。
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