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なるべく達也は動かないようにした。
そして3日が過ぎた。
達也は三輪車に乗って、
まもるくんに会いに行った。
空腹でフラフラになりながら達也は三輪車をこいだ。
公園まで普段なら5分で着くところを15分かけた。
けれども、
いつも遊んでくれるはずの、
まもるくんは、
なぜかよそよそしくなっていて、
代わりに2つ年上の田中くんが達也に遊ぼうと言ってきた。
「おまえんち貧乏なんだってな。
うまか棒、
もってきてやったぞ。
これうめ~んだぞ、
食えよ」
達也は、
うまか棒なんて見たことがなかった。
達也は生まれて初めて口にした、
うまか棒に、
ほっぺたが落ちそうなくらい感激した。
田中くんは農家の長男だった。
田中くんは三輪車の代わりにリヤカーで遊んでいた。
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