谷中に変わる日*morning

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エレベーターを降りて、左に行った端の部屋が501号室だった。 ここが、慶太郎の部屋なんだ。 呼吸を整えると、触れる指に力を入れた。 ボタンを押してしばらくすると、バタバタという音の後に扉が開いた。 「蓮!?…どうした?」 髪はボサボサで。 ネイビーのスエット姿の慶太郎。 蓮が一番見ている姿は、スーツだから。 そのギャップに、蓮の胸は高鳴るばかりだった。 どうしよう。 想像以上に。 ……やばい。 かっこいい…。
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