第2章  決意

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「カレン!!」 飛び起きてしまった、私 『大丈夫か、ミリア?』 羽音を響かせてベッドに来たのは、アフリカオオコノハズクのセブンス 私のファミリア 「セブンス、大丈夫」 自分も落ち着かせつつ、精一杯の笑顔で言った (わかってたのに、わかってたのに) 最後の光景で、手を伸ばしてしまった 後悔のあらわれ あれから彼女は、安らかに眠ったまま ベッドから抜け出し、鏡の前に立つ 「!!!! う……そだ」 『ミリア、それ!!』 私の目に映ったのは、鏡に映る左胸の青いバラの蕾 (あの日から消えていたのに、なんで今さら) 「このこと、皆に報告しないと」 私は急いで準備をして、家を出た 「セブンス、行くよ」 箒にまたがり、セブンスに合図 金色の髪をなびかせて、風にのる 仲間が待つ場所に、向かった
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