娘と社長

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娘と社長

頭はグルグル、ちなみに頭の中はくるくるパーな私 不安はあったが遅刻だけはせずに事務所に通った。 少し経ったら娘が「児童会やめたいなぁ、2年生だし留守番できる!」 と言い出し、まだ2年生だろ!と却下しようとした私に、 「近所の友達は学校終わってみんなで遊んでる…」 と切ない事を言い出した。 こうして手を離れて行くのか… と思いながらも心配性な私は、学校が終わって家に帰ったらまず、お母さんに電話! それから誰と遊びに行くのか伝える事! と言い、児童会をやめてからキッズ携帯の位置情報で娘の居場所を確認していた。 しかしある日、娘から昼過ぎに電話がかかってきて、「今日は遊べる友達がいなかった…」と。 友達と遊んでいる時は安心だったが、夕方まで1人で留守番となると とてつもなく心配になった。 今後もこういった事があるだろう… やっぱり児童会をやめさせたのは失敗だったかな… 親に頭を下げてたまに見てもらうしかないな… と話していたら 「そんな時は事務所に連れてきたら?電車とバスに乗れるようになったらいつでも来れるし」 とまさかの発言 そんな緩くていいのか!?と思ったがシングルマザーにはありがたいお言葉 友達がいない時は電車とバスに乗って事務所に来るようになった娘 しかし、親と違ってかなりの人見知り 何度会っても社長を避ける娘… そのうち慣れるだろうと思っていた私の考えは蜂蜜よりも甘かった。
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