愛惜のはじまり

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それでも……。 彼が話し掛けてくる度に。 彼が笑い掛けてくる度に。 右に彼の熱を感じながら。 私の想いは日を追う毎に募っていく。 水瓶にぽたーんぽたーんと雫が溜まっていくように……。 音も無く凍てつく大地に降り積もる雪のように……。 彼が好き。 いつまでもこの距離を、そして、この関係を。 ずっと、このまま……続けられますように。
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