第一話脚本

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第一話脚本

   荒れ果てて、あちこちが黒ずんだ大地。濁った雨が降っている    内部の回線やエンジンがむき出しになった巨大な獣の形をした機械(以      下、鋼獣)と、たくさんの巨大な無機質な人型のロボット(以下、エクセ    リオン)が戦っている。 リリアン(N)「人類の悪意の到達点としての兵器は、遂に、地上の大部分の生  態系を破壊し尽くした。残された土地をめぐる争いは続き、やがて機械仕掛け  の巨人エクセリオンの武力を背景に、武装組織『ノーブル』が他の勢力を駆逐  し、小さな秩序を築き上げ、それを楽園と名付けた」    鋼獣が、エクセリオンに向かって突進し、押し倒す。他のエクセリオンが      鋼獣を取り囲み、一斉に攻撃する。 ○楽園辺境・鉱山(全景) ○楽園辺境・鉱山・トンネル    狭い竪穴で、アッセル(17)が、採掘作業をしている。時折、白い粒を見    つけては手持ちの袋に入れていく。    アッセル、ため息をつき、竪穴から出て行く。 ○楽園辺境・アッセルの家(全景) ○アッセルの家(内)    サングラスをかけたユーリスが暖炉の前で新聞を読んでいる。    アッセル(17)がドアから入ってくる。     
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