あらすじ

1/3
前へ
/17ページ
次へ

あらすじ

あらすじ 汚染戦争により、地上の大部分は不毛の地となった。残った僅かな土地を巡る争いは続き、やがて機械仕掛けの巨人・エクセリオンの武力を背景に、武装集団「ノーブル」が残された地に秩序を築き、「楽園」と名付けた。 戦争が終結してから100年後、汚染地域に近い辺境に住むアッセルの前に、巫女のリリアナが現れる。彼女はアッセルを、かつての戦争でエクセリオンと戦った、巨大な鋼鉄の獣の元へ連れて行き、その封印を解き、起動者となるよう迫る。自身の理想のために、アッセルは鋼獣と名付けたそれに乗り、全てのエクセリオンを、ノーブルによる歪んだ秩序を、破壊することを決意する。 一方、複数のオペレーターによる遠隔操縦システムが、秘密裏に実用化されたエクセリオンには、今もなおパイロットが搭乗させられていた。その中の一人、レイン・ブラストは、自身のパイロットとしての存在意義とノーブル上層部の思惑によって、虚構の英雄として祭り上げられていることに悩んでいた。そんな中、記者・チーヤ・クレインとの出会いから、エクセリオンに関する不自然な情報隠蔽に気づき、ノーブルの闇を暴こうとする。 鋼獣を旗印に、リリアナ含む封印の一族やノ ーブルへの不満を持つ人々をまとめていくアッセル。初めは戦場で対峙していたアッセルとレインだったが、やがて互いの目指すものが、一致することを知り、間接的に共闘を図る。しかし、アッセルが鋼獣に精神を蝕まれて暴走し、両親の仇と誤認してチーヤを殺害。 また、チーヤの残した取材記録から、鋼獣がかつての汚染戦争で、「人体にのみ影響しない汚染物質」を地上に撒き散らした生体兵器の到達点であり、エクセリオンは本来その討伐のために作られたことを知ったレインは、鋼獣の討伐を決意する。アッセルの率いる反乱軍との決戦に臨む。 自らが過った力の使い方をしたことに気づいたアッセルは、自身にノーブルを打倒する資格があるのか悩む。そんなアッセルを、不自然なまでに戦いへと後押ししようとするリリアンに対して、違和感を抱いたアッセルは、彼女の生い立ちを調べ、リリアンの正体を知る。彼女の思惑から逃れるため、そのままレインと交戦し、相打ちとなる。しかし、破壊された鋼獣からは汚染物質が流出し、人類の最後の安息地が穢されていくのであった。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加