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「まーきまっき・うんこ!」
いきなり、とんでもない掛け声を数人が声を揃えて叫んだ。
おそらく小四やったと思うわ。
俺は天童羅砂。
4月1日生まれで桜の花が好き。
毎年、桜の木に登って小さな[さくらんぼ]を食べるのが楽しみのひとつ。
当たり外れがあって、めっさ苦いのとかもあんねん。
一人、満開の桜の木の下のブランコに乗っていると中学生くらいの女子数人がバレーボールの練習を始めた。
なんとなく眺めていると、全員での掛け声が、
「まーきまっき・うんこ!」
やってん。
バレーボールを落とす度に、
「まーきまっき・うんこ!」
と、練習を再開する。
夢か現実か妄想かは、今となっては、もう分からへん。
その後、同じ事は発生せんかった。
今でも時々思い出す。
謎の記憶‥‥。
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