第2章 これは感情?

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葬儀の帰り 私はいつもの神社に向かった。 今の私にはこの場所が1番落ち着くと思ったからだ。 神社に着いた頃には辺りは夕焼けで赤く染まっていた。 赤い鳥居の中に見える小さくなった街の景色。 そして、燃えるような冬茜色。 とても綺麗だと思った。 それから、不思議に懐かしく思った。 私は綺麗過ぎる景色から目が離せなくなっていた。 その瞬間。…何かが起こった。 視界が。冬茜色で、染まった。 右も左もどこを見てもその一色だった。 何が起こったのか分からないまま 次の出来事は起こった。
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