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淑女扱いを受けたきゃ、それなりの格好ってもんがあるだろうに。
「そんな事よりタクミ様、あの子は今どちらへ?」
「寝室だ。今頃ぐっすり眠ってる……」
「ビエェェエエーーン!」
「……泣いておるようじゃぞ?」
「マジかよ、さっきまで寝てたハズだぞ!」
オレたちは急いで寝室へと向かった。
思えば随分と安請け合いをしてしまったもんだ。
愛らしさに負けて受け入れてしまったが、ワンセットとなる苦労を考えていなかった。
別に育児を軽んじてた訳じゃないが、全く想定していなかったのも事実。
子育てという戦いの過酷さを、オレはこれから嫌という程知る事になる。
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