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「どうだ。お前さえ良けりゃ決めちまうが」
「構いませんよ。僕はこだわり無いですし」
「そうだったのかよ。じゃあどうしてこの場に居るんだ?」
「話半分で連れて来られたんですよ。レイラさんが強引に」
「なんだ、巻き込まれただけか。今日も災難だったな」
「いえ、もう慣れましたので」
ようやく赤ん坊の名前が決まった。
昼の段階では、ここまで面倒になるとは思いもしなかったぞ。
そして、並んでる4つの肉塊。
こいつら本当にどうすっかな。
「アイリス。こいつらは放っておけ」
「いいんですか? 風邪ひいちゃいますよ?」
「じゃあ毛布でもかけてやれ。自業自得なヤツらだが」
この時、アメリアはまだ夢の中にいた。
お腹が空いて泣き出すには、もう少し待つ必要がありそうだ。
ーー初めて名前を呼ぶのはオレだ。
新たな野望が胸に生まれる。
その時漏らした笑みが理解できなかったらしく、目の前の2人は揃って首を傾げた。
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