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「さ……のせッァ……」
怖い。
怖い怖い怖い。
目つきが、ギラリと光っていた。
俺の知ってる佐野先輩じゃない。
優しい……先輩はどこ……?
そもそも何でこんな……俺は何でこんなことに……?
そんなことを考えているうちに、普通の呼吸の仕方が分からなくなった。
圧倒的な力の差を前に、手の自由がきかない俺は、
静止の身振りをとることも、口元を遮ることさえも許されなかった。
ねぇ
まだ つづく?
いつ おわる?
おわり は ある?
狂い響く自分の呼吸音。
墜ちていく快楽の中。
うち震える自分の瞳が、たぎった熱を貪る瞳に、うっすら映っていたのを見た。
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