2章 シャインブルク王国編

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「へぇ。こっちの西門前は冒険者が集まってるんだな」 「そうよ。西門前の通りは冒険者の行く店が固まってるからね。西門のから出て半日歩いた先にダンジョンがあるから、あ。馬車で行くと2時間くらいかな」 レンたちは冒険者ギルドがある場所から乗合馬車に乗り、目的地を目指しながらアニが馬車の外を指差して話してくれ、ハヅキとミィが楽しそうにそれを聞き、レンはそれを見ていた。 西門前に着くとレンたちは乗合馬車を降り、レンは周りを見て呟くとアニが西門の通りや西門の先にあるダンジョンのことを教えてくれた。 「ダンジョンかぁ。ノーツダンジョン以外もいつか行ってみたいなぁ」 「レンくんはほかのダンジョンに行ったことあるのね。グロウのダンジョンに行くことがあれば上層なら案内するわよ? さぁ、ここが目的地よ」 レンはアニの少し後ろを歩きながら、これからダンジョンに行くであろう冒険者パーティーを見ながらそう呟くとアニはレンの言ったことを聞いて、前を見て歩きながら言い、目的地の建物の前に来ると3人を見てから中に入って行った。 「錬金術の店か。まぁ、ポーションの大量生産するならこっちだよな」 「先輩はポーションを薬師のスキルで作ってましたよね。錬金術でも作れるんですか?」 「うん。作れるよ。薬師で作るポーションは手間暇かけて効能をあげたり、まとめて作ることができるが、均一な物を作るのが難しいんだよ。錬金術のポーション作りは時短と均一な物を作るのに向いてるんだ」 「なるほど。勉強になります」 「生産系のスキル、ミィも練習すれば覚えられるかな」 「3にんとも~。こっちよ」 レンが店を見てそう言うとハヅキがふと思ったことを聞くとレンはハヅキとミィに説明を始め、2人はそれを聞いているとアニが扉から出てきて3人を呼び、中に入って行った。
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