1章 ノーツ村編

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「~♪」 野営の準備が終わり、レンたちは作業を始めた。シンクが料理を始めて、アルトは装備の手入れをしていた。 俺は馬車の荷台に乗り、馬車の周りに簡単な温度管理の結界を張り、ウィンターウルフを狩る間に近くに自生していた霜ふり草、水場の岸に自生していた水薬草を見つけていて、霜ふり草と水薬草で作れる中級回復ポーションを作っていた。シキはレンのそばに座り、ポーション作りを見ていた。 「シキもポーション作りに興味あるのか?」 「少しあります。シンクが魔法が使えなければ回復手段が減ります。僕がポーション作りが出来ればアルトやシンクを守れますからね」 「ふーん。仲間思いだな。シキは」 レンはシキに見せるように作業をしながらシキといろんな話をしていた。ポーション作りはシンクの料理より先に終わり、試験管のようなガラス瓶に出来たポーションを入れて蓋をした。 「シキ、これはお前にやる。情報代の代わりだ」 「5本ともですか? ありがとうございます」 「ご飯できましたよー」 レンはそう言って、出来た中級回復ポーションをシキに渡して、道具を片付けた。 シキはもらったポーションを3本を道具袋に入れて、2本を腰のベルトに付けていた。 そこにシンクが料理が、出来たことを伝えに来て、レンとシキは焚き火の側に移動した。 シンクが気合を入れて作っただけあって、野営の料理とは思えない料理と量だった。 それをみんなで明日の予定や見張りの順番を決めながら夕食を済まし、片付けも終わると最初の見張りのアルトとシキを残して、レンとシンクは馬車に乗り、仮眠を取り始めたのだった。
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