1章 ノーツ村編

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「全員、撤退! 馬車まで走れっ 殿は俺がする!」 「レンさん!」 レンは目が合っただけでこいつはやばいと悟り、大声でそう言って、剣を抜き、ストレージから剣を出して、ウィンターウルフ?に突っ込んだ。 レンは自分にフレイムアーム、ウインドブーストを使い、筋力アップと速度アップをする。 ウィンターウルフ?はその場でレンを見ていて、動こうとしなかった。レンはそれを見て、走りながら鑑定を使った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 名前:コキュートスウルフ レベル:80 種族:獣種【ユニーク】 スキル:【水魔法】【土魔法】【風魔法】【光魔法】【魔力強化】【ブレス】【ダッシュ】【ジャンプ】【威圧】【索敵】【探知】【隠蔽】【MP自動回復】【神狼化】 備考:フェンリルに進化する前がコキュートスウルフと言われている説がある。神狼化は時間制限があるがフェンリル並みの力が出せる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「はは、ユニークか。ジンさんには1人で会ったら逃げろと言われてるが時間稼ぎしないとあいつらがやばい‥行くぞ!」 レンは後ろで撤退させてる3人を思いながら、キッとコキュートスウルフを睨み、2本の剣を構えながら斬りかかった。 「チッ! 追撃かよ!」 「ウオオオン!」 コキュートスウルフはそれをゆっくりと避けると右前足をレン向かって振りおろして迎撃する。 レンはそれをバックステップで避けると追撃と言わんばかりにコキュートスウルフは水魔法で大きな氷柱を数本作るとレンに向かって放った。 「くっ、エンチャント・ファイヤー!」 レンは氷柱をステップで避ける中、最後の氷柱は避けれないと悟ると火属性を2本の剣に纏わせて氷柱を斬り落とした。氷柱は剣の熱で溶けて蒸気をあげた。 「蒸気が! ぐあっ!?」 辺りが水蒸気で見えなくなり、レンが索敵しようとしたとき、すでに横に移動していたコキュートスウルフがレンに向かって突進してきていて、そのままレンを跳ね飛ばすとレンは地面に激突しながら転がり、水の中に落とされた。
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