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亜美はメイクをして、ノースリーブのカットソーにスカートを履いていた。
「デート?
なんか亜美、めちゃめちゃ可愛いけど」」
「いや、デートというものでは・・・
あ、隆弘先輩が、祐輔さんのレンタルDVDが入れ違いになってないかって」
「あ、ホントだ」
いつの間にか起きていた祐輔がレンタル袋を見ている。
「はい。
ごめんね。」
祐輔が亜美に袋を渡す。
「いえ、全然」
亜美も祐輔に渡す。
「隆弘先輩と一緒?」
「はい」
「隆弘先輩とデート?」
「えっと、えっと・・・」
亜美が急に口ごもる。
「隆弘先輩は?」
「あ、車の中です。
止められなかったので、
昨日の夜、DVD見ようとしたら・・・あっ」
亜美が赤面する。
「昨日から一緒?」
「は、はい」
亜美がわかりやすくはにかむ。
「可愛いな、お前」
美月が亜美の頭を撫でた。
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