375人が本棚に入れています
本棚に追加
一方で、祐輔は苦手だった。
少しチャラそうだったし、あまり話しかけてもくれない。
美月の事を嫌ってるのかとすら思う時もあった。
輝也に告白され、断る理由もなく付き合うようになって、香帆と祐輔も付き合い始めて、4人で遊びに行く事もあった。
だいたい運転席には輝也、助手席には祐輔。
後部座席から、少し身を乗り出して会話に加わる香帆。
コミュ力の高い香帆は楽しそうだったが、
美月は置いてきぼりを食らってるように、
一人で窓の外を見てる事が多かった。
美月はWデートは嫌いだった。
美月は輝也と二人で会いたかった。
最初のコメントを投稿しよう!