彼氏

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一方で、祐輔は苦手だった。 少しチャラそうだったし、あまり話しかけてもくれない。 美月の事を嫌ってるのかとすら思う時もあった。 輝也に告白され、断る理由もなく付き合うようになって、香帆と祐輔も付き合い始めて、4人で遊びに行く事もあった。 だいたい運転席には輝也、助手席には祐輔。 後部座席から、少し身を乗り出して会話に加わる香帆。 コミュ力の高い香帆は楽しそうだったが、 美月は置いてきぼりを食らってるように、 一人で窓の外を見てる事が多かった。 美月はWデートは嫌いだった。 美月は輝也と二人で会いたかった。
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