社会人一年目 side輝

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「愛海…好き…」 甘い言葉なんて、愛海以外に言ったことがない。 これまで付き合ってきた彼女には、『輝くんは冷たい』ってよく言われてきた。 愛海には、これまで付き合ってきた彼女と違う感情が渦巻く。 俺のものにしたい。 早く、愛海の心に俺を浸透させたい。 「愛海…。俺のものになる…?」 目を赤くして、じっと俺を見つめる愛海。 その愛海が俺の言葉に小さく頷いた。 完全に俺の理性は崩壊した。
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