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あれから少し眠ってしまったのか、気が付くと隣には眠り姫みたいに美しい顔で眠る愛海の姿があった。
愛海の寝顔を見ながらさっきのことを思い出すと、じわっと熱いものが胸をいっぱいにした。
涙で張り付いた愛海の髪の毛を左右にかき分けていると、愛おしさがこみ上げてくる。
愛海は俺の気持ちを受け入れてくれた。
これ以上、嬉しいことはない。
「んっ…輝…?」
少しすると、愛海が目を覚ました。
「おはよう。身体大丈夫…?」
俺がそういうと、愛海は恥ずかしそうに毛布に顔を埋めて頷いた。
良かった。無理はさせてないようだ。
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