社会人一年目 side輝

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「顔見せてよ」 「嫌だ…」 「愛海の顔が見たい」 「こんな酷い顔、見せたくない」 愛海は意外と頑固だ。 なかなか、聞く耳を持ってくれない。 「こっち向いてよ…」 愛海の首筋にチュッと吸い付く。 すると、彼女は「ひゃっ」と声を上げて、両手を顔から離した。 そして、視線が合わさる。 「やっとこっち見てくれた…」 「……」 涙に濡れた愛海は一層増して魅力的で、俺の理性は再び崩壊しかけた。
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