なぜ、こんなにも、胸が苦しいの。

2/2
前へ
/2ページ
次へ
彼女のもとへ。 貴方がどんなに私を殺していったか、分からないでしょう。 殺して欲しい。だから、満たされた。 殺された分満たされた。 「それって、愛情に見えて、愛情に見えないよ。愛は…どこ?」 きっとないのでしょうか。私の求める愛は。 私が甘えているだけ? 「俺が好きなのは、てめぇじゃないの!」 嘘よ。だって傷つけといて。 大好きな貴方が、いつまでも、そのままでいられますように。 ただそれだけ。でも、恋ってくるしい。 貴方が傷つけた10年間、いとおしい程に愛してくれた。 傷つけられて、恋に落ちるなんて、変よ。曲がってるわ。 いいえ、彼は、繊細で、ぶっきらぼうで意地悪で…。 私のすべて。 もう、貴方の目は、見えない。 さようなら。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加