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「やめて下さいよ。お二方もスヴェン様みたいに説教するのは。」
これならいっそ他の奴等みたいに俺のことを無視してくれた方がマシだ。
「なんじゃ、説教された後だったか。しかし、まぁ、お前たちはまだまだケツの青い若者だ。若いうちにいろいろ体験しておけ。」
「そりゃどうも。」
はぁ、
と大きくため息をつくとナイトは目をつぶった。
そうだ、あの頃はよく救護班にはお世話になった。
それだけ自分には、どうにもできない怪我か
多かったのだ。
たくさんの仲間の死にも触れていた。
でも、あの頃に戻りたい、と思ってしまう俺はやはり異常なのだろうか。
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