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耳元に囁き、ついでのように耳殻に噛みつき、クラウルはゼロスの強張りを口に含んだ。
「あぁ!」
硬くそそり立つ立派な象徴は、クラウルの口の中でビクビクと震えている。根元を指を輪にして扱きながら、舌を使って丁寧に促した。
ゼロスの足には逃げるように力が入るが、クラウルが腰を捕まえているから簡単ではない。
「はっ、くっ…っ!」
何度も何度も絶頂をやり過ごしているのが分かった。筋が、血管が、浮き上がって脈を打っている。これでも耐えているほうだろう。人によっては数分もたない。
玉をやわやわと揉み、筋を辿るように舌でなぞり、再び深く咥える。喉の奥まで導いて上下させれば、ゼロスの腰は緩く揺れていく。
もう、限界だろう。パクパクとする鈴口に舌を尖らせて潜り込ませ、クラウルは強く吸い付きながら促した。
「うっ! んぅぅぅ!」
押し殺した低い声が絶頂の快楽を吐き出す。喉奥で熱い滴りを受け止めたクラウルは、自然と嚥下した。
正直仕事では嫌悪があり、それでも「仕事だから」と無理矢理納得させていたこの行為が、今はなんの違和感も嫌悪もない。
飲み下し、まだ震えている熱に柔らかく舌を這わせ、緩い力で吸い上げる。残滓まで綺麗に抜き取り拭ってから、クラウルは口を離した。
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