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3つは多いような気がする…と思っていた鍋も、人数が人数だったので、シメまで完食した。
母と姉、シェンメイと由希奈が片付けをしている間に、明日香と悠理がお茶の用意をする。彩子が洋菓子を買ってきたと言っていたので紅茶の方がいいだろう。
遥香も手伝いたい年頃なのか、明日香や母たちの手伝いをしてくれる。
彩子と洋子で買ってきたエクレアやシュークリームなどをそれぞれ皿に移していた。
父に斗真と風呂に入るように言って、風呂に押し込んだ。
何故か孝雄はリビングのソファで順一と大輔と共にゲームをし出した。
「ばあちゃん!テーブル全部拭いたよ!」
「うん、ありがとう。シェンメイ、ゆきちゃん、ごめんやけど、カセットコンロ片付けてくれる?」
「はい。」
茶葉をよく蒸らしてから、それぞれのティーカップに注ぐ。
全員分の紅茶を入れ終えたところで、父と斗真が風呂から上がってきた。
「さっちゃんヨーコさんコレなにー?色んな色ある。」
「エクレアやで。色んな味買ってきたから。」
「僕ねぇ、カスタードのやつがいい!」
「はいはい。」
「お姉ちゃんと半分こする!」
斗真はスキップしながら、ゲームをしている野郎どもが座るソファにダイブする。
まともに喰らった順一は、斗真を抱えてこしょばしている。
「お父さん、エクレアとシュークリームあるよ。どっちにする?」
「いや、お父さんはええわ。遥香と斗真に食べさせ。お茶だけ飲んだらもう寝るわ…。」
明日香からティーカップを受け取ると、ダイニングテーブルの椅子に座り、そのままお茶を啜った。
「こんだけ片付けてたら後は楽やわ。
シェンメイもゆきちゃんもお茶にしたら?」
「はい。」
「ありがとうございます。頂きます。」
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